パチンコ依存症による借金

私が高校生の頃の話なので、もう10年近く前の事になります。
ご近所に住むYさんが回覧板を持ってきたのですが、その時応対した母がYさんを見て、思わず驚きの声をあげました。
「Yさん、そのあざどうしたんですか!?」
なんと、Yさんの左頬骨あたりには、内出血の跡がくっきり。
Yさんはその場で泣き崩れてしまい、話を聞くために応接間に入っていただきました。

Yさんの旦那さんは営業マンだったのですが、いつしか仕事上のストレスをパチンコで発散するようになり、そのための軍資金を借金で工面していたのだそうです。
そして、休みの日だけでなく仕事帰りにも行くので、家にいる時間がほとんどない状態。
旦那さんあてに届いた消費者金融からの郵送物を見て驚いたYさんが、その事について問い詰めたところ、激昂して殴りかかって来たというわけです。
前々から、給料を家に入れない上に小遣いの大幅な値上げ要求、さらに臨時の小遣いをねだられる回数が増えており、頭を抱えていた、と。

私は物陰からこっそり聞いているだけでしたが、あの寡黙な雰囲気の旦那さんがそんな事をしていたなんて……とショックでした。
そして、こんな身近にパチンコ依存症の人がいるなんて……と驚き。
今思えば、私のギャンブル嫌いは、Yさんのあの姿を見た事がきっかけですね。

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パチンコに依存してしまうあまり、借金してまでのめり込んでしまう人は、とても多いと聞きます。
そして、その借金を返すための資金をパチンコで稼ごうとして、余計に借金を重ねてしまうケースもあるそうですね。
パチンコの魔力から抜け出すためには、相当な気力がいるみたいです。
こちらのサイトでも紹介されています→パチンコ依存症の克服方法

母は、学生時代の同級生である弁護士を紹介しようとしましたが、Yさんは「夫が○○(母)さんを逆恨みしてしまう」と断り、そのまま帰っていきました。
それから半年後、Yさんは離婚してお子さんと共に引っ越していき、旦那さんも自宅を引き払って引っ越していきました。
パチンコ依存症が借金の原因となり、その借金のせいで家族の絆が絶たれてしまうという、とても悲しい一件でした。