用途も対象も幅広い金融商品って?

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最近、銀行系の金融業者で「用途自由」の金融商品を見かける事が多くなっています。
ただ、用途自由といっても、事業に絡む場合はNGという事もあります。
そういう場合、大抵は事業向けの金融商品を用意しているので、利用するならそちらをどうぞという感じなのでしょう。

この「用途自由」、個人によって判断は分かれそうですね。
融資を断られやすい理由の王道である「ギャンブル」や「生活費」でもOK、と捉える事もできます。
その辺は、各業者の基準で変わるのでしょう。
まぁ、本当にそういった理由で借りられるとしたら、相当限られた額になりそうな予感がするのですが。

中には、用途自由な上に専業主婦やフリーターも融資対象に含まれる事もあります。
法律の関係上、これまた限られた額に留まりそうですが、一般的にキャッシングを利用しづらい専業主婦やフリーターにとってはありがたい存在ですね。
よくある「家族に内緒で融資します」というパターンとは異なるでしょうから、それなりの法的責任を負う事ができる保証人が必要であると考えられます。
専業主婦の場合は夫、フリーターの場合は親やきょうだいなどでしょうか。

主婦は家計のやりくりに困ったり、自分で自由に使えるお金が限られるケースもあります。
フリーターは、自身の収入はあれどかなり少ないでしょうから、一人暮らしともなると相当厳しいやりくりを強いられます。
「だったら、まともな仕事に就けばいいじゃん!」というのも一理ありますが、未就学の幼い子どもがいるとか、学校に通うために下宿しているなどの事情もあるでしょう。

用途自由で、収入がない・限られる人でも利用可能な金融商品は、非常に魅力的です。
カードローン形式を採用しているところもあり、繰り返し利用しやすいのもポイントです。
銀行系だと審査が厳しいイメージがありますが、保証人の収入が安定していて返済能力が十分だとか、過去に金融事故歴がなければ、借りられる可能性は高くなります。
これは銀行系でも消費者金融でも同じ事ですけどね。

人生で最大の借金でした

人生で、一度でもお金を借りた事がある人は、決して珍しくないでしょう。
親・兄弟姉妹・友人など個人間での貸し借りから、金融業者からの借り入れまで幅広い事と思われます。
かくいう私も、その例に漏れていません。

今までで一番大きな借金は、大学に通うための借金でした。
そうです、奨学金制度を利用したのです。

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営業職に就きたかったのですが、そういうのって基本的に大卒が条件となっていますよね。
しかし、両親は「高卒でもOKな職に就いて、早く自分で稼ぐようになってほしい」と願っていたようです。
当時は「自分の人生を自分で決めて何が悪い!」と反抗していましたが、今となっては両親の気持ちもわかります。
何せ、卒業後の返済でかなり苦労しましたから……。

大学に通うのにかかるお金は、だいたい数百万単位と言われています。
国立大なら若干抑え気味にはなりますが、私が進んだのは私立大学。
それはもう、尋常ではない額のお金がかかりますよ。
自分で希望したとはいえ、入学費用を仮算出した時点で頭がクラクラしました。
ここでようやく罪悪感が湧いてきたので、当時の担任と相談して奨学金の申請をする事になりました。

奨学金を利用する事で、少なくとも在学中はお金の心配はいらなくなる事。
返済開始は卒業後で、その頃には自分も定職に就いているはずだから、入学費用だけお願いしたいと頼み込みました。
おかげさまで、無事に希望通り営業職に就く事はできたのですが、その後丸1年にわたって「借金」の返済に苦しむ事となったのです。

両親に立て替えてもらった入学費用はまだしも、奨学金の方は期限があります。
法的トラブルを起こすのは嫌だったので、飲み会や遊びに行く誘いも断って節約の日々でした。
当然、一人暮らしなんて出来るはずもなく、しばらく実家に住んでいました(笑)

今は全ての返済を終えて、いろんな意味で自立する事ができました。
大変だったけど、振り返ってみれば奨学金制度を利用してまで大学に行った事で、心身共に成長できたのです。

家を買うためには借金もやむなし?

少し前に、「若い世代の夫婦は新居ではなく中古の家を買いたがる」という内容の記事を見つけました。
ひっくるめて表現すると、「若い世代の夫婦は金銭的な余裕がないので、集合住宅か中古の住宅にしか手が届かない」というものです。
全ての夫婦がそうではないでしょうけど、少なくともうちは見事に当てはまってますね……。
中古でもそれなりの値段なのに、新居の一戸建てなんて、今の私たちの経済事情では到底無理です。
お給料が3倍以上になれば話は別かもしれませんけど。

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「マイホームをゲットする」事だけを考えれば、住宅ローンという選択肢も出てきます。
そもそも、一括でポンと支払える人もそんなにいないでしょうし、一般的な方法とも言えます。
ただ、桁が違う買い物ですから、借入額も相当なものになりますよね。
それゆえに、業者(大抵は銀行系)側は融資条件を非常に厳しくしています。
仮審査が通っても本審査で落ちるとか、業者側の審査が通っても保険の審査が通らず断念するというケースも実際にあります。
それくらい、住宅ローンってハードルが高いんです。
一般的な借金よりも、ずっとずっと厳しいです。

住宅ローンで家を購入して一安心……というわけでもありません。
万が一、住宅ローンを返済できなくなった場合、最悪の場合はようやく手に入れたマイホームを手放さなければならなくなります。
文句を言っても「約束を守らなかったそっちが悪いよね」という事で済まされてしまうわけです。

住宅ローンの負担を少しでも減らすために、「借り換え」という選択肢もあります。
当然、ローンを組む際と同じく審査に通る事が必要ですが、メリットが大きければ借り換えた方が良いでしょう。
もちろん、銀行側も商売ですから、「そのプランよりもっと低金利にしますから、他業者に行かないでください」といわんばかりの対応をしてくれる可能性もあります。

我が家は、どちらの方法も今は無理なので、集合住宅に住んでいます。
周りのご家庭に配慮しなければならないのは大変ですが、いつか夢のマイホームを手にするまで、ちまちま貯蓄する日々です。

昔ながらのお店が差し押さえられていました

先月、地元に帰った時、ある事に気が付きました。
私が生まれた時からずっとあった、個人経営の自動車修理店がなくなっていたのです。
自宅兼店舗だったのですが、跡形もなく綺麗さっぱりなくなっていました。

母に聞いてみると、去年の秋に営業を終了し、年明けから建物の取り壊しが始まったのだそうです。
一昨年の夏に創業者であるお父さんが急に亡くなられ、何の準備もできていないまま息子さんが跡を継いだ事は知っていました。
実は、その時点で相当な額の借金を抱えており、息子さん夫婦が必死に働きながら返していたのですが、近年は修理も請け負っている大手自動車専門店が地元に相次いで出店し、その煽りを受けていたのだとか。
我が家も昔はそのお店のお世話になっていましたが、大手という事もあってより早く対応してもらえる専門店に依頼するようになってから、お付き合いはさっぱりでした。

ちなみに、息子さん夫婦はすでに土地を引き払い、どこかへ引っ越してしまったそうです。
小学生のお子さんが2人いるのですが、最近では薄汚れた服……しかも同じ服をひたすら着ている姿も目撃されていたようです。
店を畳む2ヶ月前には「町内会費を支払えない」という理由で、町内会も抜けてしまったとの事。

もしやと思い、地元の不動産に関する情報を探してみると……私の予想は的中していました。
その店舗があった土地が、競売にかけられていたのです。

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おそらく、借金を返済しきれなくなった末、土地を差し押さえられてしまったのでしょう。
建物がなくなっていたのは、自営業者でもない限り、「自宅兼店舗」では住みにくいからだと考えられます。
家を失くしてしまったので、奥さんの実家を頼ったのかもしれません。

借金を返せなくなるとどうなるか、改めて知らされました。
それと同時に、事業を立ち上げて営業していくのがどれだけ大変であるかも、よくわかりました。
たとえ自己破産になったとしても、息子さん一家が借金から解放されている事を願うばかりです。